Vol.0497:香港HSBCの閉鎖方法

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埜嵜 雅治

執筆者埜嵜 雅治

Beograd Consulting Group 
代表取締役CEO

もうオフショアではない香港

香港については散々のこのブログでも
書かせせて頂いていますし、弊社のクライアント様は
もうご存知だと思いますが
イギリスが統治していた時の香港と
現在の中国が統治をしている香港では
同じ香港ではないです。
弊社は5年以上前から『香港が危険だ!』と訴え続けてきましたが
今だに『香港銀行口座開設ツアー』のような物が存在し
今だにそのツアーに申し込みをして銀行口座を開設しに
香港に行っている投資家がいることに驚きを隠せません。
いったい香港の何を見ているのか?
今の香港を見て、どうして『銀行口座を開設しよう』と言う
気持ちになるのか?
過去の香港に関する記事は下記。
参照:Vol.0456:香港の過去から未来
参照:Vol.0458:香港国家安全法のその先の規制
参照:Vol.0475:香港の年金保険の危険性
参照:Vol.0489:世界秩序と香港の変化

香港市民受け入れの裏で金融人材の引き抜き

中国が香港の中国化を一気に加速化させたことで
世界中は中国政府を非難し
イギリスやオーストラリアなどは
『香港市民の受け入れ』などを表明しました。
しかし、これにはある思惑があります。
それが『金融人材の引き抜き』です。
イギリス、オーストラリアは世界的にも
有名な金融会社が多いです。
グローバルで活躍していた香港の金融人材は
グローバルでビジネスをする金融会社ほど
喉から手が出るほど欲しい人材です。
『香港市民の受け入れ』は、金融人材に限定をしている
わけではありませんが、政府の思惑としては
一気に優秀な人材を『国策』として引き抜こうとしている!
と、弊社は見ています。
また、アメリカ政府はすでに追加の制裁として
『アメリカドルの取引禁止』をチラつかせています。
これは、脅しで終わる可能性のが高いですが
もし万が一、発動されれば
間違いなく香港の金融市場は終焉を迎えます。
アメリカドルの利用ができない香港市場。
優秀な金融人材は香港国外へ逃亡。
香港には、いったい何が残るのか?
と言う状態まで、追い込まれる可能性があります。

香港HSBCの口座閉鎖方法

すでに、弊社にも多くの香港を利用していた
投資家からの問い合わせが増えていることを考えても
明らかに『香港回避』の動きが高まっているのは確かでしょう。
最新のデーターを確認できてないので(発表されていません)
分かりませんが、おそらく2020年はかなりのお金が
香港から流失しているはずです。
よく考えてください。
相手は中国政府です。
人材とお金の流失が続いている香港において
このまま、中国政府が黙っているでしょうか?
白を黒にも。黒を白にも。
強引に変えてくる、マフィアのような政府です。
この状態を黙っているとは思えないです。
おそらく、何かしらの強硬姿勢を取ると考えています。
なので、もしまだ香港にお金があると言う方は
早く移動をさせ、口座の閉鎖をして頂ければと思います。
香港のHSBCは
口座残高を他の銀行に移動させ、口座閉鎖書類を送れば
口座の閉鎖は完了します。
口座閉鎖書類は弊社で準備可能です。

まとめ

どんな時代でも『大きな変革期』と言うのがあります。
香港は、それが『今』なのだと思っています。
人は『変化』をすごく恐れます。
そしてそれを『受け入れたくない』がゆえに
現実から目を背けがちです。
しかし、香港では明らかに『大変革』が起きています。
私達投資家は、これを受け入れ『次』に進まないといけません。
その変化に対応できない投資家は『時代に取り残される』だけです。
香港がらみでお困りのことがあれば、下記より
お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。
※※※※お問い合わせ※※※※

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