Vol.0525:衝撃!!香港民主派議員の逮捕!!

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埜嵜 雅治

執筆者埜嵜 雅治

Beograd Consulting Group 
代表取締役CEO

香港警察、民主派議員ら16人逮捕

『香港国家安全維持法』が成立し
香港の民主派団体の中心メンバーが
続々と逮捕される中、ついにそれは
民主派の議員までにも及ぶことになりました。

香港で26日、反政府抗議デモに参加したとして、新たに民主派議員2人を含む16人が逮捕された。香港では6月末に国家安全維持法(国安法)が制定されて以来、民主主義支持者への抑圧が強まっている。
民主党の林卓廷議員と許智峯議員はこの日、自宅で逮捕された。林議員は、2019年7月に抗議の暴動に加わった疑いが持たれている。
この抗議活動の後には、参加者が覆面をかぶった複数の男性に襲われた事件が起きており、林議員も被害者に遭った。この事件では警察が民主派の抗議参加者を保護しなかったことで批判を受けている。
香港では10日にも、民主派の新聞・蘋果日報(アップルデイリー)の社主、黎智英(ジミー・ライ)氏(71)や、著名若手活動家の周庭(アグネス・チョウ)氏などが逮捕されるなど、国安法による逮捕が相次いでいる。
黎氏には外国勢力と結託した疑いがかけられている。逮捕時には、警官約200人が新聞社の建物を家宅捜索。黎氏を後ろ手に手錠をかけて連行した。
2人はその後、保釈されている。
共に中国政府に批判的な林議員と許議員のフェイスブックアカウントでは、26日に逮捕の事実が報告された。
林議員のツイッターアカウントによると、同議員は昨年7月21日に元朗区で起きた暴動に参加した疑いで逮捕されたという。
また、昨年7月6日に器物破損と司法妨害をした疑いもかけられているという。
AFP通信によると、許議員の事務所が公開した逮捕時の映像には、警察官が司法妨害未遂や、悪意のあるコンピューターアクセス、昨年7月6日に参加した抗議での器物損壊の疑いで逮捕すると述べているのが映っている。
香港では昨年6月から半年以上にわたり、犯罪容疑者の中国本土への引き渡しを認める「逃亡犯条例」の改定案に対する大規模な抗議デモが行われていた。
7月21日には地下鉄元朗駅で、抗議活動から帰る途中の参加者を複数の男性らが攻撃する事件が発生。白いTシャツ姿の男らがマスクを付け、プラットホームや電車内にいる利用者を次々と棒で殴りつける様子はソーシャルメディアで拡散された。
この事件では、香港警察の現場への到着が遅れたことから、警察への不信感が募った。
ロイター通信によると、この事件に絡んで44人が逮捕され、うち7人が暴動の罪で起訴されている。
林議員の逮捕を受け、ソーシャルメディアでは当局に対する怒りの声が上がった。
ツイッターでは、「林議員があの日、抗議参加者を守る側だったのを知っている」という投稿などがみられた。BBC Newsより

中国にとって香港は重要ではない

度々ブログで、中国にとって
『もやは香港はそれほど重要な都市ではない』
と言うことを、記事にしてきました。
このタイミングで民主派議員の逮捕が何よりの答えではないでしょうか?
中国が『香港国家安全維持法』が成立させたことで
世界中から中国が非難をされ
台湾、イギリス、オーストラリアなどが
香港市民の受け入れ表明。
アメリカは香港はもう香港ではないとし
経済制裁の動き。
この状況下で民主派議員を逮捕することに
何の意味があるのか?
それは火に油を注ぐことになるのは分かっていたはずです。
しかし、中国は燃える火に油を注いだわけです。
これが中国の答えです。
『香港の民主化などありえない。香港は中国化させる。香港は中国にとって重要ではない』
と言うわけです。
しかし、中国は本当に恐ろしいと思いませんか?

過去に遡ってまで逮捕する国

『香港国家安全維持法』が成立したのは今年の6月です。
記事では
『民主党の林卓廷議員と許智峯議員はこの日、自宅で逮捕された。
林議員は、2019年7月に抗議の暴動に加わった疑いが持たれている。』
となっているわけですが
法律が成立したのは今年の6月。
容疑は昨年の7月ですよ?
えっ?法律が成立してなかった時まで
遡って逮捕するの?
と思いませんか?
普通のまともな国ではそんなことは絶対にありえないですが
それが『中国』そして『香港』と言う場所です。
これが中国の、そして今や香港の怖い所です。
私達は何度も中国、そして香港の危険性を記事に
書いてきました。
中国と言う場所は、昨日まで合法だったことが
突然、違法になり
そして、逮捕までしてしまう国なのです。
これをやられてしまうと
もう誰も法律に対応することはできなくなってしまいます。
昨日までちゃんと法律に従い生活にしていたのに
法律を突然変えてしまい、それを合法だった時まで
遡って逮捕するとなった時、いったい誰がそれに対応できるんだ?
と言うことです。

まとめ

民主派の議員を逮捕したことで
これで香港が目指す方向性がハッキリ分かったかと思います。
香港の民主化など絶対にありえない。
そして、民主化を進める者がいれば容赦無く逮捕する。
それに反発する他国など一切無視。
なぜなら、もはや香港など中国にとってそれほ重要ではないから。
だから『香港は完全中国化する』
これが、答えだと思っています。
香港の金融商品、保険、銀行口座も
『香港の』と言う言い方は間違っている。
中国の金融商品、保険、銀行口座と
表現する方が正しく
『過去に遡ってまで逮捕する中国のやり方』
について、今一度
真剣に考えて欲しいと思っています。
今OKな物を、そのまま信用していいのか?
短期の物ならまだしも、長期の物は
このままでいいのか?
冷静な目で判断をしなければならない時だと思っています。

累計不動産取引数432

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