小学生以上のお子様がいる家であれば
『フォートナイト』と言う言葉を
聞いたことはあると思います。
現在、世界No1のユーザー数と
なった、世界最大のオンラインゲームです。
そのユーザー数は
なんと3億5000万人以上です。
ちなみに、私もプレイをしています。
月に1回くらいしかプレイしないので弱いのですが(lol)
フォートナイトだけではないですが
このような世界中でユーザーを持つ
オンラインゲームをプレイしてみると
あることに気がつきます。
それは、新興国の参加者が急激に増えていると言うことです。
中国、トルコ、ベトナム、インドネシアなどなど。
そして、ありえない金額を課金していきます。
中には、毎日1000USD以上課金をする強者も。
先進国の人達は心のどこかで
新興国をバカにしている所がないでしょうか?
いつまで経っても、貧しいと。
彼らはけして貧しくはない!と言うのは
ゲームをしていても感じる所です。
ここからが本題です。
移民者はなぜ移民をするのか?
昨日の記事で日本の少子化の問題を書かせて頂きました。
参照:Vol.0538:日本で子供が産まれない根本的な問題
少子化の問題が議論されると
すぐに『移民者を受け入れるしかない』と
言う方々がいます。
そして、それと同時に言うのが
『日本はご飯も美味しいし、治安も良くて、美しい。
だから、日本には多くの外国人が来る』と
言うわけです。
観光ならまだしも
『移民』となってくるとそんな理由だけで
日本に来るのは少数派の意見です。
多くの人は『お金』です。
なぜわざわざ難しい日本語を勉強してまで
日本に来るのか?
それは全て『お金』のためです。
もちろん、日本が大好き!と言う方もいますが
しかし多くは、自国の国より日本のが給料が高いため
日本でお金を稼ぎ、自国に住む家族のために
お金を送るためです。
つまり、ここには明確に
『日本のが給料が高いから日本に行く』と言うことが
ハッキリと出ているわけです。
しかし、逆に言えば
『日本のが給料が低ければ日本に行く理由がない』
とも言えるわけです。
日本の給料は上がっていないが新興国は違う
ご存知の通り
日本人の平均年収は、完全にピークアウトしており
むしろ、税金などが上がっていることを考えると
手取り収入は下がり続けています。
しかし、新興国は違うのです。
中国の平均年収の推移は下記です。
一貫して右肩上がりで上昇をしていますが
最新のデーターでは、中国の平均年収は
90501人民元/年です。
USD換算で13241USDです。
タイの平均年収の推移は下記です。
一貫して右肩上がりで上昇をしていますが
最新のデーターでは、タイの平均月収(年収ではありません)は
14238.13タイバーツ/月です。
USD換算で455USDです。
あげだしたらキリがないですが
中国を始め、アジアの国々は一貫して
給料が右肩上がりで上昇をしています。
給料が上がらず貧しくなっているのは
日本だけです。
どこかで日本人の給料が安くなる時が来る
このまま行けば、どこかで
アジアの国々でもっとも給料が安いのは
日本と言うことになってしまいます。
もし、そうなった時
移民者は日本に来るでしょうか?
移民者の目的が『お金』であれば
わざわざ難しい日本語を勉強して
日本に来ることはありません。
つまり、少子化対策で移民の受け入れを
考えるのであれば、長期戦略として
日本の給料をあげていくことを考えなければならないのです。
まとめ
少子化で人口減少。
日本人の給料は上がらず、このまま行けば
移民者も来なくなる。
これで、日本は長期的に成長を続けることは
可能なのか?
と言うことを考えた場合
その答えはNoでしょう。
では、成長できない国へ投資をして
成功できるでしょうか?
その答えもNoでしょう。
だからこそ、投資先は
長期的に成長を続けることが可能な国でなければ
ならないと考えています。