Vol.0544:2030年のプチ氷河期問題は本当なのか?

〇この記事を読むのに必要な時間は約5分です。

埜嵜 雅治

執筆者埜嵜 雅治

Beograd Consulting Group 
代表取締役CEO

世界中を旅していると
どの国でも必ず見かける
飲食店があります。
それがマクドナルドです。
その店舗数は全世界に約37000店舗。
国や地域により、マクドナルドには
『ご当地ハンバーガー』が存在します。
もちろん、それはジョージアにもあり
ジョージアでしか食べれないメニューが存在します。
しかし、共通しているメニューもあって
それが『ビックマック』です。
ビックマックだけは、絶対に世界中
どこのお店もあります。
普段、マクドナルドには行かないと言う方も
海外旅行の際に、マクドナルドを見かけたら
ちょっと寄ってみるのも、面白いと思います。
国によっては『これ、マクドナルドのハンバーガー?』的
な物も多いです(lol)
ここらが本題です。

2030年プチ氷河期問題

過去にも記事にさせて頂いたことがありますが
太陽の活動には、ある一定のサイクルがあり
そのサイクルから計算すると
『2030年にプチ氷河期』が来ると言われています。

「2030年にミニ氷河期」大論争 英研究チームが衝撃の警告…気になる大論争の行方
日本をはじめ主要国が地球温暖化対策として、15年後の2030年をターゲットに温室効果ガスの削減目標を設定しようとするなか、その2030年には地球に「ミニ氷河期」がやってくる-。英国の研究チームが数学モデルに基づき発表したこんな衝撃的な研究結果が欧米で大論争を巻き起こしている。この研究チームは、新たな算定方法で、太陽の活動周期をもとに、ほぼ100%の確率で15年後にはミニ氷河期がやってくると警告している。産経ニュースより
イギリスの研究チームによれば
2030年に氷河期が来る可能性は
ほぼ100%だと言うので、けして無視できない
数字となっているわけです。
しかし、その一方で
こんなデーターも。

2030年プチ氷河期は来ない

アメリカのNASAは、今年
下記の研究データーを公表しました。
赤い色の線は、地球の表面温度の変化。
黄色い線は、地球が受け取る太陽エネルギーの量。

NASAによれば1950年以降
地球が受け取る太陽エネルギーの量は増加して
いないにも関わらず、地球の表面温度は上昇を
続けている。と言うことを指摘し
その結果、2030年にはプチ氷河期は来ないと
言っているわけです。
引用:NASAより

過去と状況が違うことも考慮しなければならない

イギリスの研究チームが報告するように
太陽の活動には規則正しいサイクルがあり
地球が、過去に何度も氷河期を経験している
ことを考えれば『2030年にプチ氷河期が来る』
と言うことも納得です。
しかし、その一方でNASAが報告するように
地球が受け取る太陽エネルギーの量は増加しておらず
太陽の活動でプチ氷河期が来るのであれば
『今の地球の温度はどう説明するんだ?』
言うのも納得です。
過去と今で、大きく環境が違うことがあります。
それは『地球の二酸化炭素の量』です。
これが2030年にどのように影響してくるのか?
そのデーターは過去にはない未知の物なので
専門家の意見も分かれてしまうわけです。

まとめ

専門家でも意見が分かれてしまう物を
専門家ではない私達が判断をできるわけがないです。
しかし、プチ氷河期は投資にも
大きく影響してくるため、けして無視はできません。
では、どうするのか?
と言うことですが
『毎年の細かい変化を追い続けるしかない』
と言うことになります。
2029年まで地球の温度が上がり続け
2030年、プチ氷河期に入りました。
『はい。一気に寒くなります』
なんてことは絶対にないです。
もし、プチ氷河期に入るのであれば
2030年に向かって、地球の温度は下がり続けます。
しかし、地球の温度が下がらないのであれば
プチ氷河期は来ないのでしょう。
正確に言えば、太陽の活動が弱まっているのであれば
『二酸化炭素により、地球のプチ氷河期は邪魔された』
と表現した方が正しいのかもしれませんが。

累計不動産取引数432

海外不動産投資、移住・進出サポート
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