Vol.0611:法律や規制が変わるリスク

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埜嵜 雅治

執筆者埜嵜 雅治

Beograd Consulting Group 
代表取締役CEO

法律や規制は変わる物

海外法人を作るにしろ、海外銀行口座を開けるにしろ
よく、こんな質問を頂きます。
『法律や規制が変わったらどうするんですか?
法律や規制が変わると言う心配はしなくてもいいですか?』
と。
しかし、逆にお聞きしたいのが
『世界の中で法律や規制が変わらない国はあるのか?』
と言うことです。
そんな国は存在しません。
世界中、全ての国が
時間の経過に比例する形で法律や規制も
形を変えていく物です。
それが当たり前なのです。
それは国だけではありません。
民間の企業も同じです。
時代の変化に合わす形で
企業のビジネスも変わっていきますし
『変化に強い会社こそ強い会社』と言う言葉があるように
生き残るには変化をするしかないのです。
なので国の
『法律や規制は100%変わる』と言うことを前提に
様々なことを考えていかなければならないのです。

法律や規制が変るリスク

例えば、極端な話をするのであれば
法人税が0%の国で法人を作り
『税制の恩恵がある』と思ってビジネスをスタートしたものの
それが、突如法律が変わり
法人税が70%になり『税制の恩恵が全くなくなった』
みたいな話は、確率こそ低いものの
全然ありえる話だと思います。
そして、そのようなネガティヴなルール変更は
投資家にとって『リスク』となっていきます。
投資家が理想とする所は『ゼロリスク』と言う所ですが
それはあくまで理想であり、現実は『ゼロリスク』と言うことは
ありえないです。
何かしらの行動をすれば大なり小なりリスクはあるものです。
しかし、それを心配した所でどうしようもないです。
考えるだけ無駄です。
なぜなら、コロナウィルスを予測できなかったように
未来を100%予測するなど不可能だからです。
なのであれば、考えても無駄な未来の心配をするより
『変化に対してどうあるべきか?』を考えていった方がいいです。

まとめ

基本的な考え方としては、強い企業の条件としてあげられる
『変化に強い企業』と同じだと思っています
法律や規制が変わらない国などありえないですし
予知能力者ではないので、将来、国の法律や規制が
どのように変わっているかなど
分からないので考えるだけ『無駄』です。
また、ネガティヴに変わることもあるでしょうし
それこそ『税金が安くなる』と言う
ポジティブな変化もあるでしょう。
しかし、そんなのは分からない以上は
『変化に強い企業』と同じように
『変化に強い個人』を目指すべきだと思います。
もちろん、私達もそれをサポートすべく準備をしています。
現時点のジョージアの法律や規制は
外国人にとって魅力的な物であり
その恩恵は大きいです。
しかし、だからと言って
これが『変化しない』と言うことで
私達が新しいスキームの開発をしないで
『ジョージア1本のサポート体制』だったら
ジョージアの法律や規制が変化すれば
すぐに行き詰まってしまうでしょう。
だからこそ、常に様々な国や地域で
新しいスキームの模索をしているわけです。
『法律や規制が変わったらどうするんですか?
法律や規制が変わると言う心配はしなくてもいいですか?』
と言う質問の答えは
『法律や規制は100%変わります。なので、私達は世界中に
常にスキーム開発をしており、もしネガティヴに変化するのであれば
その新しい法律や規制に対応すべく、既存のスキームも変化させましょう』
と言う答えになると考えています。

累計不動産取引数432

海外不動産投資、移住・進出サポート
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