アフリカ最大の巨大市場ナイジェリアの携帯電話事情
過去に、アフリカ最大の市場『ナイジェリア』の
携帯電話事情について、記事を書かせて頂きました。
Vol.0610:ナイジェリアのスマートフォン事情
ナイジェリアの携帯電話保有率と言うのは
成人している人であれば、ほぼ全員持っていると言うレベルです。
しかし、その多くは
まだまだ、電話やメールが中心であり
先進国のようなスマートフォンで『ネット利用メイン』
と言うような段階ではありません。
ナイジェリアでスマートフォンが普及するには
あと『5年かかるだろう』と言われているわけですが
そのためには
・ナイジェリア人の所得の増加
・データー通信量の値下げ
の2つが重要になってくると思っています。
ナイジェリアの携帯電話料金
ナイジェリアの大手通信キャリア『MTNN』を見てみると
電話、メール中心の1ヶ月プランで
『N1000』と言うのがあるのですが
これで、月々『3900ナイジェリアナイラ』です。
USDで言うと10USDくらいです。
データー通信も可能ですが
容量は300MBですので
ほとんど、メールと電話のみと言ってもいいようなプランです。
もっとも高いプランだと
『N20000』と言うプランがありますが
これは、データー通信の量が4.5Gまでできるプランで
1ヶ月の料金はなんと『80200ナイジェリアナイラ』
とかなり高額な設定に。
USDで言えば210USDくらいです。
これは、ナイジェリアの個人所得を考えれば
普通の世帯で支払える金額ではないです。
しかし、それでも
スマートフォンは今後、5年以内に
ナイジェリアで多くの人が利用すると言う予測は出ています。
どこの先進国でも同じでしたが
通話とメールをメインにした携帯電話から
データー通信をメインにしたスマートフォンに移行する際
通信キャリア会社の利用料金プランも大きく変わりました。
それは、ナイジェリアでも例外ではなく
今後、5年以内に利用料金プランも
変わってきますし、ナイジェリア人の所得も
毎年のように上昇していると言うことを考えれば
ナイジェリアでスマートフォンが普及するのに
障害はないと見ています。
まとめ
ナイジェリアで『スマフォゲームで課金している』と言うのは
少数派になるのですが(そもそもスマートフォンの保有率が低いので)
今後、この市場はスマートフォンの保有率に比例する
形で、爆発的に大きくなると見ています。
この根拠は
『基本的にどこの国でも同じことが起きている』からです。
先進国はもちろんのこと
新興国でもスマートフォンが普及した国は
例外なく、スマフォゲームの市場が爆発的に伸びています。
間違いなくナイジェリアでも同じことが起きます。
そして、その対象となるのは
人口2億人(2050年には4億人)のナイジェリアです。
公用語も英語。
今後、おそらく
世界中のゲーム会社がこの市場を目指すと見ています。