EUの国々のパスポートが特別な理由

EUの国々のパスポートは、他の国と比べて
特別な意味を持っています。
ご存知の通り、EU内と言うのは
人の移動が自由であり
EU内のどこかの国でパスポートを持っていると言うことは
それは『EU全ての国で住むことができる権利』となり
EUの国々のパスポートは、他の国と比べて
特別な意味を持ってくるのです。

EUで波紋を呼んだマルタのセカンドパスポート

2014年、マルタはマルタへ投資をすることで
『マルタの市民権を発行する』と公式に発表しました。
しかし、これはEU内で大きな波紋を呼びました。
波紋を呼んだ理由は、冒頭に書かせて頂いたように
マルタのパスポートを持つと言うことは
それだけで、マルタ以外のEUの国々へ移動できてしまうからです。
多くのEUの国々から『安すぎる』と非難され
発表した当時は約60万ユーロくらいでしたが
現在は最低でも90万ユーロくらい必要になっています。
しかし、この価格でも納得しないEUの国があり
昨年、キプロスはマルタ政府の『市民権付与』について
是正を求める法的措置に入っています。

まとめ

EUの国々は、一部では治安が悪い所はあっても
世界全体で見れば、かなり高いレベルで治安が良いのがEUの国々ですので
EUの国々のどこかが『市民権を発行する』と言うのは
やはり『特別』なのですが
それでも、やはり90万ユーロは高いです!!
しかし今
『35万ユーロの投資でEU内のパスポートが手に入るかも！？』
と言うことが、セカンドパスポートに興味がある投資家達の中で
大きな話題となっているのです。
続きは
『Vol.0646:EUの国々のパスポートは特別(後編)』で。
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