香港選挙制度改革に関する決定を承認
2021年3月11日、中国全国人民代表大会(全人代)は
香港の選挙制度を改革する決定を承認しました。
選挙制度の変更方針は賛成2895票、反対ゼロ、棄権1票で採択された。
新制度では、立法会の定数や構成、選挙委員会の役割を変更。行政長官を選ぶ選挙委は議員を選ぶ権限も持つ。候補者を審査し、当選者の行動を調査して愛国者と見なす人物に限定する制度を確立する。
香港政府の曽国衛(エリック・ツァン)本土事務局長は、愛国主義を共産党指導部を含む中国に対する「全体的愛」と定義している。
選挙委は1200人から1500人に増やし、立法会(議会)定数を70議席から90議席に拡大する。立法会は現在半数が直接選挙で選ばれ、残りは産業界や労働組合の代表など親中派が占めているが、選挙委による選出を増やす。民主派が選挙結果に影響を及ぼすことは事実上不可能となる。
中国政府の香港出先機関である連絡弁公室(中連弁)は声明で「中央当局にあるのは善意だ」とし、社会の各部門と一般市民が法改正作業を主体的に受け止め、愛国心と香港への愛情の下に強力で前向きなエネルギーが集まることを期待していると表明した。
また香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は別の声明で「断固たる支持」と「心からの感謝」を表した。選挙制度の改革は香港を「正しい道に戻す」と述べた。
一方、英国のラーブ外相は選挙制度の変更は中国の国際的な信用を一段と損なうと指摘。「香港での民主的な議論の場を空洞化させようとする中国政府の新たな措置だ」と批判した。Reutersより
すでに、香港の自由の終わりのカウントダウンは
始まっていたことは間違いないですが
今回の『選挙制度改革』で、香港の民主主義は完全に終結し
自由はなくなったと言っていいのではないでしょうか!?
香港の金融商品は危険
私達は、過去に何度も『香港は危険』だと
ブログで伝えてきました。
香港を特別だと思う人達が、私達にはさっぱり理解ができなかったです。
香港はどこまで行っても、中国と言う国の1都市にすぎないのです。
1国2制度など、最初から幻想でしかない。
また『中国は信用しないのに、香港は信用できる』と
言うことの矛盾にいい加減、気が付くべきだとも思っています。
中国は信用をできると言うことなのであれば
香港も信用してもいいと思います。
しかし、中国を信用できないのであれば
香港も信用すべきではないです。
それは、今回の『香港選挙制度改革』で分かったのではないでしょうか?
香港はけして独立国家ではなく、中国の1都市でしかないのです。
そして、中国がどんな国なのか?
もう1度、再認識をすべきだと思っています。
ある日、白が黒になったり
当然、法律が変わり資産が差し押さえられたり
逮捕されたりするような国です。
カントリーリスクはMAXのような国です。
そんな国の、金融商品
まして、それが長期の金融商品のリスクは?と言えば
とんでもないリスクだと思っています。
まとめ
イギリスから中国へ香港が返還された際
『50年間は、イギリスが統治していた時のルールを維持する』
と言う約束で、香港は中国へ返還されました。
そして今、香港市民の利益は
中国政府によって、破壊されています。
中国と言う国は、そのような国ですし
だからこそ、カントリーリスクが高いわけです。
香港の金融商品(保険を含む)で、20年、30年の
長期のプランを組んでいる方を多く見かけます。
本当にこの国は大丈夫だと言い切れるでしょうか?
20年、30年経っても約束を守ってくれると言い切れるでしょうか?
政府にとって都合が悪いとなれば
平気で国民が資産を失うことになっても
強引に法律を変える国です。仮想通貨を禁止した時のように。
金融商品は民間企業が提供しているといっても
その先にいるのは、中国政府です。
政府にとって都合が悪くなれば
仮想通貨のように、簡単にその金融商品はなくなるでしょう。
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