香港を経済自由度指数から除外
香港は、経済自由度ランキングで2019年まで25年間
首位でしたが、今年は香港とマカオを除外したと発表しました。
香港は、同財団の経済自由度ランキングで2019年まで25年間、首位だった。
4日発表された2021年の経済自由度指数は、前年に続きシンガポールが1位だった。
ヘリテージ財団は、香港とマカオの住民は中国本土の平均的市民より経済的自由度が高いものの、「ここ数年の出来事は香港とマカオの政策が最終的に中国政府にコントロールされていることを明確に示した」と説明。経済的自由に関連する香港とマカオの動向は、中国の指数の評価で考慮されるとした。中国の順位は、178カ国中107位で、前年の103位から順位を落とした。
香港政府の陳茂波(ポール・チャン)財政官はオンライン会合で、ヘリテージ財団の見解は「政治的なバイアスがかかっている」と批判。「一国二制度」の下、資本や情報、モノの自由な動きといった香港の中核的経済競争力は維持されていると主張した。reutersより
香港から今年3兆7500億円流出
バンク・オブ・アメリカ(BofA)が最近のリポートで
今年、香港から3兆7500億円流出すると報告しました。
香港の旧宗主国である英国は、香港全住民の3分の2余りが英国の市民権取得を目指す資格があるとしており、今月末に申請が正式に始まる。
BofAのストラテジスト、チュン・ヒム・チャン氏は英政府の推計に基づき、2021年に香港から15万3300人が英国に移住する可能性があると分析。こうした人々が自宅を730万香港ドルで売却し、年金貯蓄を引き出すと、香港からの流出額は2800億香港ドルに達し得ると試算した。これは香港への20年の純流入の半分に相当するという。英国に移り住む香港市民が25年末までに32万1600人に達する可能性にも言及した。
香港の九竜地区での住宅(500平方フィート=約46.5平方メートル)の平均コストが730万香港ドルとなる。
こうした資本流出を受け、米ドルとのペッグ(連動)制を採用している香港ドル相場は、許容変動幅の上限である1米ドル=7.75香港ドルを大きく下回る水準で推移する公算が大きい。ただ、移住はそれだけで香港ドルを下限の7.85香港ドルにまで押し下げるには十分でないだろうとリポートは指摘。過去の大規模な香港脱出の例から見て香港の通貨体制にシステミックイベントをもたらすきっかけとなる可能性は低いとしている。Bloombergより
まとめ
自由がなくなった香港で
今後、5年間で香港市民の半分が移民するのではないか?
とも言われていますが、そんな香港国外へ脱出しようとしている
香港市民の銀行口座をHSBCは凍結しているそうです。
香港民主派の口座を凍結すると言うのは
昨年から多くのマスメディアが報じていましたが
それは香港民主派の人達だけではなく
香港から逃げようとする香港市民まで拡大させているようです。
中国としては、もう香港はそれほど重要ではないとしても
市民の半分が移民し、4兆円近いお金が国外へ流出するとなれば
中国政府は何かしらの対策に出るのは間違いないと思います。
そしてそれは、香港市民だけではなく
必ず、外国人の口座へも波及するはずです。
銀行口座に、投資商品、保険などなど・・・・
何かしらの金融資産を香港に置いている方は
なるべく早く対応をした方がいいと思います。
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