Vol.0705:2030年、海外旅行は30分で行ける時代になる!!!

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埜嵜 雅治

執筆者埜嵜 雅治

Beograd Consulting Group 
代表取締役CEO

2023年、前澤氏の月旅行

2023年、いよいよ前澤氏が月へと旅立ちます。

日本の資産家で、2023年に民間人初の月旅行への挑戦を表明している前澤友作氏(45)は3日、月に行く同乗者8名を募集すると発表した。
衣料品通販サイト運営会社ZOZO創業者の前澤氏は「多様な方々からの応募をお待ちしています」と動画で呼びかけた。
応募には2つの条件がある。応募者が今取り組んでいる「何らかの活動」が宇宙に行くことで「人や社会の役に立つ可能性を持っている人」、そして同じような思いを持っている同乗者を「サポートできる人」だ。前澤氏は、該当する人に是非応募してほしいとしている。
「費用は僕が全部出します。チケットは全部買っていますし、貸し切りの船になりますので」と付け加えた。BBC Newsより
この月旅行をサポートするのが
イーロン・マスク氏率いるスペースXですが
スペースXが見ているのは、月旅行をメインにしたサービスではなく
(いずれは月旅行もメイン事業になるのでしょうが)
そのもっと手前、国と国をロケットで移動するビジネスが
先にメイン事業になるはずです。

Starship | Earth to Earth

この動画は、スペースXが2017年に公開した物です。


SpaceXのイーロン・マスクが、新型ロケット『BFR』 を宇宙旅行ではなく地球旅行、つまり通常の国際線旅客機として利用する構想を発表しました。
BFR はSpaceXが開発してきたFalcon 9 や Falcon Heavy を置き換える完全再利用型ロケット。人工衛星の打ち上げに加え、宇宙ステーションへの貨物および人員輸送、さらには月や火星への植民も想定した超大型ロケットです。
しかしイーロン・マスクはBFRを宇宙行きだけでなく地球上の輸送手段として、東京・ニューヨーク間がわずか37分(!)など、超高速の旅客機として就航させる構想を明らかにしました。SpaceXの表現では、地球上のほとんどの場所に30分以内、あらゆる場所に1時間以内で到達可能です。
SpaceX のイーロン・マスクは本日開催された国際宇宙会議 IAC2017 で、かねてからの目標である有人火星探査と恒久的な植民地の建設に向けた計画の最新情報を明らかにしました。
発表したのは、
・これまで ITS (インタープラネタリー トランスポート システム、惑星間輸送システム)として発表してきた、将来の火星基地建設向け超大型ロケット(+宇宙船)の構想を改め、ややスリムになった BFR ロケットに修正する。
・従来開発してきたFalcon 9、Falcon Heavyロケット (今年11月初打ち上げ予定)、ドラゴン宇宙船の役割は、すべて BFR に置き換えて開発リソースを集中させる。
・完全再利用が可能で巨大なペイロードを持つBFRによる打ち上げコストはFalcon Heavy などより遥かに低く、宇宙ビジネスに高い競争力がある。
・BFRを使い、2022年にも火星に2度のカーゴ輸送着陸ミッションを、2024年にも有人火星飛行を実現させる。
といった内容です。
ITS から BFR への修正と、BFRによる他ロケットおよび宇宙船置き換えの狙いは、打ち上げコストが大幅に削減できるBFRにリソースを集中することで、将来的な火星植民計画へ向けた経済性を改善すること。
SpaceX、2024年より火星都市建設の計画。多用途ロケットBFRによる新プラン、2022年から物資輸送
イーロン・マスクといえば電気自動車と自動運転のテスラや、太陽光発電とストレージの SolarCity、ロケット打ち上げビジネスのSpaceX、新しい輸送システム HyperLoop のコンセプト、人類に危害を及ぼさないAIの提唱などあらゆる大胆な未来計画に顔を出す人物ですが、かねてより最大の目標は火星に自給自足が可能な人類文明の拠点を築くこと、それにより天災あるいは人災による人類絶滅のリスクを減らし、恒久的な発展を可能にすることと公言してきました。
要するに、ひとつのバスケットに全部のタマゴが入った状態でコケたらたまらん、巨大隕石なり未知の大災害なり戦争なりでうっかり片方の星の人類や生物が全滅しても、もう片方には残っている保険の状態を作りたい、という意味です。
SpaceX はマスクの気宇壮大なゴールを目指して、まずは人工衛星などの打ち上げビジネス、宇宙ステーションへの貨物および人員輸送のため、Falcon 9, Falcon Heavy といったロケット、ドラゴン宇宙船を開発。実際にロケットの再利用や、ドラゴン宇宙船による民間初の国内宇宙ステーションドッキングなどを成功させてきました。
従来の構想では、まずファルコンヘビーとドラゴンによる有人飛行の後、惑星間輸送向けの超巨大なロケット ITS を開発運用する流れでした。
しかし今回発表された最新の計画では、ITSをやや小型にアップデートしたロケットBFR (ブースター+宇宙船)を開発し、これまでファルコンシリーズやドラゴンが担当するはすだった仕事も置き換えるとしています。理由は打ち上げコストが大幅に改善する見込みのBFR にリソースを集中するため。Engadgetより

国境がなくなる未来

世界中、どこでも30分から1時間以内で行けるとしたら?
いったいどんな未来になっているのか?
と言うことを考えた時
例えば、最近ではコロナウイルスで都市部から郊外に移住し
リモートワークで仕事をすると言う人が増えていますが
これが、シンガポールに住んでいて
普段はリモートで仕事をして、オフィスに出社しないといけない用事や
商談で人に会わないといけない時
日帰りで『シンガポールからニューヨークへ行き来する』
言うことが、可能になってきます。
そうなるとどうなってしまうのか?
まず、多くの航空会社が破綻してしまうでしょうし
『仕事があるから、アメリカに住んでいる』と言う考えが
『仕事はアメリカだけど、パリの街並みが好きだから
住んでいるのはパリ』と言うことが、当たり前になり
国境と言う意識が薄れ
各国で『人と資本の奪いが加速する』と思っています。
なぜ、加速するのか?と言うと税金の問題です。
普段からフランスに住んでいる人は
働いている会社がアメリカであったとしても
居住地域がフランスなら、税金をフランスに納めることになります。
そうなってくると、人々は
『より税金が安い国へ』とならないでしょうか?
そうなれば、各国が『人と資本を奪い合い』
税金を安くしたり、セカンドパスポートを低価格で発行したり
永住権を簡単に発行できるようにしたりするのは
必然の流れではないでしょうか?
だからこそ、今、弊社は
税金の安い国でセカンドパスポートの発行や
永住権のサポートをできる国の数を増やしているわけです。

まとめ

イーロン・マスク氏は、国と国をロケットで移動するビジネスを
『飛行機のエコノミークラス以下の料金で提供できるようにする』
と発言しています。
2023年、前澤氏の月旅行が成功するのか?失敗するのか?
は、誰にも分からないことですが
スペースXであれば、成功する確率は高いと思っています
そして、地球から月へロケットで行き帰ってくることができるのであれば
地球から地球の移動は、もっと簡単になると言うことにならないでしょうか?
となると、2023年の月旅行が成功すれば
2030年くらいには、海外旅行は30分で行ける時代になっているのではないか?
と思っています。
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累計不動産取引数432

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