ファンドを作るにはライセンスが必要
以前は、ジョージアでファンドを作る際には
ライセンスが不要だったのですが
現在、ジョージアではファンドを設立したい場合
『中央銀行からのライセンス』が必要となります。
ファンドのライセンスは大きく分けて、2つです。
募集できる投資家が20人未満の『私募ファンド』。
募集できる投資家が20人以上の『公募ファンド』。
この2つのライセンスがありますが
難しいのは『公募ファンド』です。
実際に『公募ファンド』のライセンスの
取得要件がどうなっているのか?
と言うと・・・・
『公募ファンド』のライセンスの取得要件
ジョージアでファンドを作る場合
まずは、ファンドの箱となるジョージア法人を
設立する必要があります。
これが、一般的なSPCとなってくるのですが
投資家のお金を分別管理をするためには
親会社のジョージア法人を作り
その下にファンド登録する100%子会社の
ジョージア法人を作るのがベストです。
そこから、その会社(子会社)を
ファンドを管理する
『Asset Management Company』に登録します。
『Asset Management Company』にはいくつかの要件があります。
・Asset Management Companyは、リスク管理部門を
投資ファンドのポートフォリオ管理部門と別管理で行うこと。
・Asset Management Companyは、独立した外部鑑定人
または内部鑑定ユニットを持つ必要がある。
・Asset Management Companyは、年次の監査済み財務報告書を作成し
中央銀行に提出する義務がある。
・Asset Management Companyは、国際財務報告基準に従って
作成された四半期報告書を、四半期終了後30日までに作成し
中央銀行に提出する義務がある。
・資本の最低額は300,000GEL。
また、ラインセスの申請を行う際には
以下の書類の提出が必要です。
・Asset Management Companyの決裁書
・ファンドになる会社の設立文書
・ 投資ファンドのリスクプロファイルについて
明確かつ理解しやすい説明が記載された目論見書
・主要な投資家の情報
・専門の預託機関と結んだ契約に関する情報
ジョージアでファンドを作る難しさ
上記がどれくらい難しいのか?
と言うと、世界のファンドライセンスの中では
比較的、簡単な方です。
基本的には、どの国もファンドの設立は
ハードルが高く、簡単ではありません。
ジョージアのファンドライセンスも
けして簡単な物ではありませんが
世界と比較すると、簡単な方になるのです。
それくらいファンドのライセンスは
大変だと言うことですが
ファンド設立もサポートしていますので
もし興味のある方がいましたら、お気軽に
お問い合わせを頂ければと思います。
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