Vol.1368:新年明けましておめでとうございます!2024年の注目は?

〇この記事を読むのに必要な時間は約4分です。

埜嵜 雅治

執筆者埜嵜 雅治

Beograd Consulting Group 
代表取締役CEO

BRICS+がどこまで影響力を拡大させるか?

新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

今日は、新年一発目の記事と言うことで
予定を変更して

『2024年の注目していること』について
記事を書かせて頂きます。

今年、もっとも注目をしていることは
やはり『BRICS+』です。

ちなみに、BRICSとは
ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの
頭文字だったのですが

ここに今月、新たに
エジプト、エチオピア、サウジアラビア、UAE、イラン
の5ヶ国が加わり、名前はどうなるんだろう?

と思っていたのですが

『BRICS+』

と、呼ぶことになったそうです。

なぜ『BRICS+』に注目をしているのか?
それは『世界のルールが大きく変わる』
可能性があるからです。

世界中、どの国も同じですが
自国の経済を回すためには
『エネルギー』が必要不可欠です。

電気を作るための原油
車を走らせるための原油
飛行機を、船を動かすための原油

などなど・・・

原油なしでは、何もできなくなっているのが
今の世界経済ですが

今までは
原油を買うことができる通貨は
『アメリカドル』しかなかったです。

なぜ、世界中でアメリカドルが強かったのか?

自国経済を回すためには、原油が必要で
原油を買うためには、アメリカドルが必要で
どの国もアメリカドルを大量に持っているので
余剰のアメリカドルで
アメリカ国債が買われ

結果、借金をしまくって
アメリカ経済は大きく成長する!

と言う構造だったのです。

実質、原油はアメリカドルの担保になっており
(決済がアメリカドルでしかできないので)
それが『ペトロダラー』とも呼ばれていました。

しかし、この流れに今
大きな一石を投じたのが『サウジアラビア』です。

サウジアラビアは、アメリカに対して
『離反』を起こしました。

世界最大の産油国であるサウジアラビアは
はっきりと
『今後、原油の取引はアメリカドル以外でも取引する!』
発言をし

その流れに
UAEもイランも追随する形で

誕生したのが『BRICS+』です。

また『BRICS+』には
他の産油国も加わる予定もあり

今後、世界の原油取引は
『ドルを使わないで、BRICS+を中心に回っていく』のは
間違いないわけです。

この流れは
世界大戦以降続いた大きな流れを
180度変える動きであり

世界経済に、とんでもない影響を及ぼすことなります。

つまり、BRICS+が拡大すればするほど
アメリカドル離れが起こり
それは結果的に、アメリカ国債のデフォルト
(買い手がいなくなるので)を
引き起こす可能性があると言うことです。

けして人事ではない!日本は大丈夫??

アメリカ国債のデフォルトは
日本にとって、けして対岸の火事ではありません。

下記は、日本の外貨準備高の内訳になります。

引用:財務省のHPより

日本の外貨準備高は
中国に次いで、世界第2位であり

この潤沢な外貨準備高があることで
日本円が安定していると言われています。

しかし、その内訳を見てみると
外貨準備高のほとんどが
『証券』になっており

この『証券』と言うのは
全て『アメリア国債』を指しています。

つまり、アメリカ国債がデフォルトを起こせば
日本の外貨準備高もほどんど
吹っ飛ぶことを意味しており

外貨準備高世界第2位の日本は
一夜にして、外貨準備高世界最低
となる可能性があるわけです。

少子高齢化の問題など、可愛いと思えてしまう
大きな爆弾を日本は抱えています。

なので2024年は
『BRICS+』の動きを
注視しておく必要があるのです!!

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