ブログの曜日毎のテーマ
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詐欺師はなぜドバイに集まる?
少し前に
『コンゴ投資』の詐欺師が『ドバイに移住をしたい』
と言うような記事が出ていました。
何百億という金が入るんだ、と契約書を見せながら得意満面に話してくれましたよ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5dc44bf69cf27bad376cd44eb9049ee04b0511f0
なんの契約書だったのかは知りませんが。
こう明かすのは、ラッパーで実業家のTOMORO氏。
警視庁は10月13日、アフリカ・コンゴ共和国でレアメタルの
採掘事業をおこなう会社の売却に必要なボーリング調査への出資名目で
投資家らから4億5500万円を集めた
投資会社「SQUAREDESIGN」社長・船越洋平容疑者(34)ら4人を
出資法違反容疑で逮捕したと発表した。
複数のメディアの報道によれば、船越容疑者は
同じ容疑で逮捕された神戸市内の金属販売会社
「アドヴァンス工業」社長の樽本貴司容疑者(47)と共謀し
樽本容疑者の経営する会社のコンゴ子会社が買収されれば
多額の売却資金が入るとして、子会社の株式を1口500万円で販売していたという。
大手紙司法担当記者が解説する。
「売却が不調なら、親会社が買い取るから損害は出ないなどと
2021年ごろから、勧誘していたようです。
しかし、現在も子会社は売却されず、また、株式を買い取った事実もありません。
コンゴには1億円が送金されていますが、そのほかの集めた資金が
今、どうなっているかもわかっていません。
この手の詐欺師のように
『ドバイに移住する』と言うのは
日本に限らず、今のドバイでは
世界中の詐欺師が同じような行動を
取っているように思えます。
では、なぜ詐欺師達がドバイを目指すのか?
と言う理由を考えた時、それは
『審査なしで誰でも簡単に、そして素早くビザが発行される』
と言う所が大きいと思っています。
移住がしやすいと言われている国でも
ビザの発行までには、数ヶ月かかることが多いですが
ドバイでは、それが数週間で完了してしまいます。
また、特に審査があるわけではないので
『国際テロ組織のメンバー』とかで登録されてない限り
ほぼ100%ビザが出ます。
詐欺師の状況にもよると思いますが
まだ、警察に逮捕をされていなく
『これから捜査が始まる』と言う状況であれば
詐欺師の心理としては
『警察の捜査が迫っている中、早く捜査から
逃げるために、海外へ移住したい』と言うのは
当たり前の話で
移住手続きが早いドバイへ向かう流れとなるのです。
生活資金も移転させやすい
ドバイに移住が素早くできたとしても
ドバイで生活をするためには
『資金』が必要になってきます。
しかし、それも
ドバイでは、大きな問題にはなりません。
ドバイでビザが発行されれば
個人の銀行口座は即日開設が可能な上
仮想通貨を現金で交換してくれる
怪しい会社もたくさんあります。
もちろん、違法であるのですが
現金でやり取りがされているので
ドバイの警察も、なかなか逮捕できないでいます。
つまり、下記の流れが簡単にできてしまうと言うことです。
①詐欺で稼いだお金を仮想通貨にしとく
②ドバイへ移住
③個人の銀行口座を開設
④仮想通貨を現金に交換
⑤現金を銀行へ入金
(銀行に入金しない人も多いですが)
もちろん、ドバイ政府も
犯罪マネーの流入を認めているわけではないので
しっかりとしたルール作りをしていますが
犯罪マネーの取り締まりを強化するあまり
本来の善良な人達の移住手続きが遅延しては
本末転倒なので、ドバイ政府も難しい所だと思います。
ちなみに、ドバイに移住するには
どれくらいの費用がかかるのか?と言うと
ドバイ法人+銀行口座のセットアップで
『12,500AED(約50万円)』
設立した法人に紐づける形で
投資家ビザを発行し
『8100AED(約32万円)』
80万円もあれば、移住ができてしまうのが
ドバイです。
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