ブログの曜日毎のテーマ
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バブル化するドバイ不動産のその裏では?
2023年、ドバイ不動産の
販売額は記録的な数字となり
これは、ここ10年で見ても
最高水準となりました。
まさに、ドバイの不動産市場は
『バブル』と言ってもいいような状況と
なってきているわけですが
しかし、その裏で
乱立する新規プロジェクトにより
開発会社の競争は激化しており
各開発会社ごとで見れば
販売戸数の推移は、明らかに
頭打ちになってきています。
そのため、開発会社は
新たな買い手を掘り起こすために
買い手に柔軟な支払い条件や買い戻しオプションなどの
さまざまなインセンティブを提供しだしています。
従来、ドバイの新築不動産と言えば?
購入者は予約時に20 パーセント
引き渡し時に 30 パーセント
引き渡しから 3 年以内に残りの50 パーセント
と言う、ほぼ現金一括払いに近い
支払い条件で不動産を購入すると言うのが
一般的でした。
しかし、この支払いプランですと
購入者はいわゆる『富裕層』に限られてしまうため
そこで、新たに登場したのが
購入者は頭金として20 パーセントを支払い
その後は100 パーセント所有するまで
総額の 1パーセントを毎月支払う。
と言う支払いプランです。
このプランの場合
100万ディルハム(27万2,000ドル)の物件の場合は
頭金は20万ディルハムとなり
月々の支払いは1万ディルハムで
期間は80カ月、つまり6年8カ月となります。
このような支払いプランを提供することで
激化するドバイの不動産市場に
開発会社は新たな買い手を呼び込もうとしているわけです。
裏を返せば、転売が難しくなってきていると言う証拠
今まで、ドバイ不動産の購入者の多くは
『投資家』であり
その多くの『投資家』は転売を目的にしているため
新築の不動産を買い
それを完成時に高額で転売する!
と言うことが、トレンドだったわけです。
それがここ10年で最高水準に達したのが
2023年でもあったわけです。
ただ、新築の不動産を販売する
開発会社が、プロジェクトの乱立などで
販売が鈍化をしてきていると言うとことを考えると
今後はこの波は
『高額転売』を考えている投資家にも
及んでくると見ています。
それはなぜか?
そもそもとして
なぜ不動産は『高額転売』で売れるのか?
それは需要と供給のバランスが崩れているからです。
しかし、今は
需要と供給のバランスが崩れが修正され
開発会社の競争が激化している。
つまり『売り物が余っている』と言う状態に
なってきているので
ドバイの不動産であれば
何でも高額転売ができると言う昨年から
今年は、本当に価値がある不動産しか
高額転売はできないと言うフェーズに
入ってきたと感じています。
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