Vol.1404:エジプトUAE合意!超大型投資の決定!

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埜嵜 雅治

執筆者埜嵜 雅治

Beograd Consulting Group 
代表取締役CEO

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エジプトUAE合意!

『アラブ首長国連邦は
エジプトに350億ドルを投資することに合意し
ここ数十年で最悪の為替危機を終わらせようとする
カイロの取り組みの画期的な成果となった』


と、言う報道が
MENAエリアで大きく報道されました!

引用:reutersより

まさに今、エジプト政府が推し進めている
海外資金調達の一環であり
エジプト政府としても
大きな成果となったことは間違いありません。

意識はするのは格付け機関からの格付け

あまり知られていないですが
エジプトの債務(国債)の多くのは
国内および現地通貨建てです。

その割合は約75%です。

エジプトは他国から借金漬けのイメージがありますが
実態は多くの資金はエジプト国内から調達しているのです。

しかし、政府は
国内から調達していたお金の流れを
『海外資金調達』に切り替えていきたいと言う
考えがあり、そのために意識していたのが

格付け機関からの格付けです

そして、そのため行われたのが今回の
通貨の切り下げだったわけです。

なぜか?

昨年、エジプト政府はIMFから
80億ドルを資金調達をすると言うことで
合意をしていました。

しかし、その約束は守れていなかったわけです。

正直、今のエジプトの経済規模で考えれば
IMFから80億ドルの資金調達をできたからと言って
何かがどうこう変わるわけではないです。

そもそも外貨準備高で350億ドルもある国なので。
しかし、ここにエジプト政府の誤算があったわけです。

IMFから約束された資金が送金されていなかったことで
格付け機関から、格付けを下げられてしまったわけです。

格付けが下げられたことで
当初計画していた『海外資金調達』の政策が
予定通りいかなくなってしまうため

①計画通りに海外資金調達をするためには
格付けを元に戻さないといけない

②格付けを元に戻すためには、格付けが
引き下げられた原因、IMFからの資金調達を
早く実行してもらわないといけない

③IMFから資金調達を実行するには
IMFからの要望である、通貨の切り下げを行わないといけない


と言う背景があり、エジプト政府としては
苦渋の選択として『通貨の切り下げ』を行わないと
いけなかったわけです。

しかし、このカラクリと背景を理解できると
実はエジプトは、それほどピンチではないと
言うこともまた見えてきます。

その辺りは、TikTokライブで解説させて頂きます。

【TikTokライブのお知らせ】

本日、TikTokライブを行わさせて頂きます。

日時:2024年3月9日(土)21:00〜(90分程度)

内容:
・エジプトの通貨切り上げ
・エジプトの新しいプロジェクト
・ドバイの不動産について
・パリの不動産について

などなど、いろいろとお話しをさせて頂き
また視聴者の方からのご質問にも色々と回答させて頂きます。
是非、参加をして頂ければと思います。

ライブは下記のチャンネルで行いますので
是非、フォローもお願いします。

https://www.tiktok.com/@egypttv11
















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