Vol.1415:エジプトでまたも巨額投資が決定!

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埜嵜 雅治

執筆者埜嵜 雅治

Beograd Consulting Group 
代表取締役CEO

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金曜日:サロンメンバー様限定記事
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工場進出ラッシュが止まらない!

毎日のように
どこかの企業がエジプトに工場進出を
決定しているので、現地エジプトにいる
私ですら、もう情報が
追いつかなくなってきていますが

また、エジプトで『巨額投資』
ニュースが入ってきました。

フランスで各種建築材料や高機能材料を製造する
大手企業『サンゴバン』とエジプトのガラス企業連合は
共同で1億6000万ユーロを投資し
板ガラス工場をエジプトに建設するとのこと!

このプロジェクトは
工場製品の50%以上を国際市場に輸出することを目指しており
この取引により多くの雇用機会が生まれると期待されていると
エジプトのメディアは伝えました。

引用:ahramより

この『サンゴバン』と言う会社
かなりすごい会社で

創業はなんと1665年。
ルイ14世の時代に、フランスの国策会社として
パリで創業しました。

サンゴバンのガラスは
あの有名なヴェルサイユ宮殿『鏡の間』や
ルーブル美術館のピラミッドのガラスにも
利用されている他

8年連続で『世界で最も革新的な100社』にランクイン
するような会社でもあります。

とにかく、すごい会社が
エジプトに1億6000万ユーロをかけて
すごい工場を作るよ!

と言うことです。

引用:サンゴバンHPより

ガラスは何で作られているか知っていますか?

『サンゴバン』は、創業当時は
『鏡』をメインにビジネスをしていた会社ですが
今や様々な建築材料を製造する
世界的な会社へと成長をしました。

ガラス、セラミックス、プラスチック、研磨剤、容器
など、製造する物は多種多様ですが

その中で、エジプトの工場で製造をするのは
『ガラス』です。

では、なぜ『サンゴバン』
エジプトで『ガラス』だったのか?

それは『エジプトは良質な砂が豊富』だからです。

ガラスの主な原料は何だと思いますか?
それは『珪砂(けいしゃ)』と呼ばれる砂です。

そして、エジプトでは
ガラス作りに適した良質な砂が取れることでも有名で
昔からガラス産業が盛んな国でもあります。

だからこそ
『サンゴバン』はエジプトでガラス工場なのです。

何度もお伝えしていますが
エジプトは製造業の国です。

何も知らない情弱達が『何の産業もない国』
言っていますが、どこからどう見ても
この国は製造業の国です。

材料メーカーがエジプトに来る意味はとても大きい

『サンゴバン』のような
材料メーカーがエジプトに進出をしてくることは
今後、エジプト経済の成長を考える上で
とても大きな意味を持ちます。

それはなぜか?

例えば、弊社で取材もさせて頂いている
SHARPさんは、エジプトで
冷蔵庫やエアコン、洗濯機などの
いわゆる白物家電と言われる物を
製造しています。

しかし、それを生産するためには
ガラスやプラスチックなどの材料が必要なわけです。

しかし、その材料をエジプトで調達できなければ
国外から輸入をして来ないといけなく
結果、それはコスト高に繋がってしまいます。

ただ、それがエジプト国内で調達できるとなれば
企業としてはエジプトで生産することが
とてもスムーズになります。

そして、このような超大手の材料メーカーがいることで
今後、まだエジプトに進出していないメーカーも
エジプト進出がしやすくなるため
『サンゴバン』のような会社がエジプトに来ることは
中長期で見て、エジプトの経済成長において
とても重要なことなのです。


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