ブログの曜日毎のテーマ
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土曜日:自由
日曜日:自由
オフプランの販売が減少
2022年から2023年は
ドバイの不動産販売は
2006年から2008年(リーマンショック前)の時と
同じくらい、盛り上がった年でもあったと思います。
しかし、その勢いは昨年末から
明らかに落ちてきている印象があります。
少し前の記事ですが
CBREの分析によると
ドバイの不動産住宅市場では
2023年9月に合計7,523件の取引が記録されました。
しかしこれは、前年比8.3パーセントの減少となり
オフプラン市場での販売が41.5パーセント減少したとのこと。
ちなみに、二次市場での販売は30.5パーセント増加したとのことで
なので、差し引き前年比8.3パーセントの減少と言う数字に
なっています。
(つまり、市場に転売物件が増えていると言うこと)
また、賃貸市場では
需要が依然として高いにもかかわらず
今年に入ってから賃料の上昇率は毎月縮小しており
ビジネスベイ、ダウンタウンドバイ
ドバイマリーナ、パームジュメイラなど
住宅コミュニティの多くの物件で賃料が下がりました。
2023年9月までの1年間で
これら4つのエリアの住宅物件全体の22.6%の
募集賃料が実際に下がったとのこと。
引用:arabianbusinessより
また、大手格付け会社であるS&Pも
ドバイの記録的な不動産価格は来年末までに下落し始め
今後12~18カ月で5~10%の小幅な下落が見込まれる。
との報道をしています。
引用:bloombergより
ドバイはそれほど富裕層が多くない
かなり前の記事でも書かせて頂いておりますが
ドバイは富裕層が多いイメージですが
実際には、それほど多くはないです。
参照:ドバイに富裕層が多いと言うのはウソ!?
富裕層の数だけで言えば
東京やニューヨーク、ロンドンのが
全然多いです。
ドバイで圧倒的に多いのは
富裕層ではなく、労働者層です。
また、ドバイでよく売れている不動産は
1億円前後の不動産です。
しかし、1億円の不動産をしっかり
賃貸で回そうと思うと、月の賃料は
50万円から80万円くらいなってしまいます。
この賃料を、ドバイで
圧倒的に多い、労働者層が払えるか?
と言えば、その答えはNOです。
それが、今
ドバイに起こっていることに繋がっています。
ここ数年、ドバイでは1億円前後の
オフプランが飛ぶように売れました。
それが、徐々に完成をしだし
賃貸へと募集が出てきているのですが
月の賃料が50万円から80万円を
出せる人は、それほど多くないので
結果、不動産賃貸市場では
賃料の下落が始まってきています。
さらに、賃貸で回すのでははなく
最初から完成と同時に
転売目的で考えていた人達が
売りにも出してきています。
それが『二次市場での販売は30.5パーセント増加』
と言うデーターにも表れていますが
しかし、これが当初想定した
価格では売却できず、購入金額以下に
なっているケースも多く
それもあり、オフプランの販売も
鈍化してきている所があります。
なぜなら、定価割れした不動産を買った方が
お得だからです。
つまり、さまざまなデーターを総合的に
判断をすれば、今のドバイの不動産市場は
明らかに価格調整に入ってきているので
新規で不動産の購入を考えている人は
冷静に漁らず、慎重に検討して購入して
もらうのが良いと思います。
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