Vol.1487:ジョージアの国家戦略はこのままでいいのか?

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埜嵜 雅治

執筆者埜嵜 雅治

Beograd Consulting Group 
代表取締役CEO

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隣国がBRICSへと舵を切った

ジョージアの隣国で
トルコとアゼルバイジャンと言えば


引用:google Mapより

この3カ国の間を鉄道が走ったり
軍事同盟が結ばれるなど
非常に密な関係な3ヶ国です。

そして、この3ヶ国が密な関係にあったのは
対ロシアを意識した物でしたが
ここに来て、少し状況が変わってきました。

トルコはBRICSへの加盟を希望し
参照:reutersより

なんと、アゼルバイジャンも
BRICSへの加盟を希望し出したのです。
参照:turanより

まだ、トルコもアゼルバイジャンも
BRICSへの加盟希望を出しただけで

加盟されたわけではないですが
ただ、トルコもアゼルバイジャンも
BRICSへ加わるのであれば

『ジョージアのEU戦略はこのままでいいのか?』

と、疑問も出てくるわけです。

ジョージアもBRICSに加盟した方がメリットがある?

ジョージアのような小国からすれば
EUに入ることが重要なのではなく

『EUのような巨大組織のグループの一員に
なることでその恩恵を受ける』

ことが重要なわけです。

逆に言えば
『力がある巨大組織のグループの一員で
その恩恵が受けれる』
のであれば
その組織はEUでなくても
OKとも言えるわけです。

もし、アゼルバイジャンもトルコも
EUに加盟すると言う話なのであれば
ジョージアもEU入るメリットは
とても大きくなりますが

ジョージアの隣国
ロシア、トルコ、アゼルバイジャンが
全てBRICSと言うことなのであれば
もはやEUではなくBRICSのが
メリットがあることは一目瞭然です。

しかし、ジョージアは憲法で
『EU加盟を目標にしないといけない』
となっており
今後、ジョージアの国家戦略を
どうするべきなのか?
岐路に立っているとも言えます。

ただはっきりと言えるのは
EUでもBRICSでも、どっちでもいいですが
巨大組織のグループの一員に加わった方が
メリットは大きいのは間違いありません。

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