Vol.1502:ナイジェリアは多通貨決済プラットフォームが広がりやすい

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埜嵜 雅治

執筆者埜嵜 雅治

Beograd Consulting Group 
代表取締役CEO

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銀行口座が当たり前ではない国ゆえに

近年、ナイジェリアでは
政府の対策もあり、急激に銀行口座を持つ
国民が増え、口座保有率は
85%以上となりましたが

数年前までは、口座保有率は
60%台と、国民の半数近くが銀行口座を
持っていなかったわけです。

そのような状況があったからこそ
ナイジェリアでは、銀行口座がなくても
送金や決済ができるプラットフォームや
walletアプリが急速に発達をしました。

そして、それはナイジェリア国内だけではなく
国境すらも超えるようになってきています。

例えば、その1つが
『ErcasPay』です。

引用:Ercas Pay Website

ErcasPayは、分かりやすく言えば
PayPalのような多通貨決済プラットフォームで
ナイジェリアナイラ、米ドル、英ポンド、ユーロ
カナダドル、ガンビアダラシ、ガーナセディ
ケニアシリングの8つのグローバル通貨での
支払い、送金を簡単にできる
プラットフォームになっています。

ほぼ、銀行と同じような役割を持っています。

アフリカのマーケットではナイジェリア企業が強い!

私達の感覚では
ErcasPayのようなプラットフォームを
使わなくても
似たようなPayPalで十分では?

と思ってしまいますが
この辺り、やはり地元と言うこともあり
現地のナイジェリア企業のが強い部分があります。

また、ナイジェリア企業は
公用語が英語だと言うこともあり
国境を簡単に超え、すぐにアフリカ全土で
展開をしていきます。

ナイジェリア企業の特徴としては
まずは、アフリカ最大の人口を有する
ナイジェリアである程度のシェアを取り

そこから、西アフリカ(ナイジェリアも西アフリカなので)
アフリカ全土と展開をしていくのが
王道の戦略となっています。

まだまだ銀行口座を持っていない人達が多い
アフリカ市場では、この手の分野の伸び代が大きく
また将来、世界の人口の4分の1がアフリカに
なると言われている中で、ある程度
アフリカ市場でシェアが取れれば

今後は、アフリカ以外の国でもシェアを
取りやすい環境は生まれてきます。

現在、弊社が推奨している銘柄の1つにも
この辺関連の銘柄が入っていますが

アフリカ全土、そして世界へと
展開できる企業は
投資としては非常に面白いと思います。

累計不動産取引数432

海外不動産投資、移住・進出サポート
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