BRICSでもないナイジェリアがUSD以外で原油を販売
戦後、長く石油の販売は
『USD決済』と言うのが
世界のスタンダードであり
どの国もエネルギー政策の中で
石油が必要なので
石油を調達するために
『USDが必要』と言う流れがあったわけですが
その世界のスタンダードに一石を投じたのが
『BRICS』でした。
石油の販売を
『USD以外の通貨でも行いますよ!』と
世界のタブーを破ったのです。
そして、今度は
BRICSではないナイジェリアも
その流れに追随します。
ナイジェリアはアフリカを代表する
産油国でもありますが
なんと、ナイジェリアも
USDではなく
『ナイジェリアナイラでの取引』
を開始します!
引用:argusmediaより
ゲームチェンジャーとなるか??
少し、石油について説明をさせて頂くと
そもそも石油は
各種燃料油、潤滑油、ワックス、アスファルト等の
石油製品をまとめて『石油』と総称をしており
これら、石油製品を精製するためには
その元となる『原油』を発掘して
来ないといけません。
それは、地中深くや
海底深くにあったりするので
微量の硫黄、窒素、酸素、金属などの
不純物を含んでいます。
その原油を製油所で精製することで
(不純物等を取り除く)
石油製品として、供給されるわけです。
ナイジェリアは自国で
原油の発掘は行っていたのですが
(国営企業が)
なんと、ナイジェリア国内に
製油所がなかったため
原油を国外へUSDで販売をして
海外から石油製品を輸入すると言う
『おバカなこと』をしていたわけです。
しかし、それは仕方なかったのです。
製油所を建設するためには
莫大な資金と技術力が必要なため
それがない国では、どうすることも
できなかったわけです。
しかしここに、ナイジェリアで
大きな変化が発生しました!!
ナイジェリアの財閥大手である
『ダンゴテ・インダストリー』
ナイジェリア初の
『アフリカ最大のダンゴテ製油所』を
オープンさせたのです!!
参照:axcelafricaより
これはビックニュースです!!
ナイジェリアの経済状況を
大きく変える可能性があり
そして『大きなゲームチェンジ』の
可能性があります!
原油を発掘する
ナイジェリアの国営企業は
国内のダンゴテ製油所へ
『USDではなく、ナイジェリアナイラ』で
原油を販売します。
そして、ダンゴテ製油所は
国内調達した原油を精製し
石油製品にします。
もちろん、これは国内に
優先的に販売がされます。
これにより、ナイジェリア政府は
国内で石油製品を安定供給できる他
もう、輸入をする必要もなくなり
さらに、余剰の石油は
国外へと販売をすることもできるのです!!
そうなれば
グダグダだった、ナイジェリア経済が
この出来事を転機に、大きく変わる可能性があります。
まさに『ゲームチェンジです!!』
引き続き、今後も
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