ドバイを冷ややかな目で見ていた各国
ドバイが石油依存の体制から脱却をし
『世界中から人と資本を集め成長をさせる!!』
と決めたのは、1990年後半でした。
当時は、同じUAE内のアブダビや
サウジアラビア、カタールなどは
ドバイの行動を冷ややか目で見てました。
『あいつら(ドバイ)は何をやっているんだ?』と。
石油を売って国が成長をしていた隣国からすると
ドバイの経済戦略は、想像ができなかったのでしょうし
『石油を売るだけで儲かるのに、何をやっているんだ??』
とも、思っていたはずです。
しかし、そこからドバイはご存じの通り
瞬く間に急成長をしていくわけです。
世界中から人や資本が流入をし
世界レベルで戦っていけるまでの都市へと
躍進をしたわけです。
そして、このドバイの躍進を
最初は冷ややかな目で見ていた
カタールも、サウジアラビアも、アブダビも
『同じことを行えば、自分達も同じような成長ができる!』
と、経済戦略を考え直したのは
実はここ数年の話なのです!
アブダビのポテンシャルは凄まじい
今までは、隣国の
カタール、サウジアラビア、アブダビ(同じUAE内ですが)
が、ドバイを冷ややかな目で見ていたので
中東では『ドバイ1人勝ち!!』の状態を
作れていましたが
カタール、サウジアラビア、アブダビが
ドバイと同じ経済戦略を行うとなると
かなり話が変わってきます。
例えば
ドバイとアブダビで比較すると
引用:Abu Dhabi Vs Dubai – Politics, Area, Population & Economy
人口はそれほど変わらないですが
成長率や平均所得などは、圧倒的に
アブダビのが上なのが分かります。
また近年、アブダビは豊富なオイルマネーを中心に
アブダビ国際空港をメインにする
エティハド航空が世界中へ路線を拡大したり
フェラーリパーク、世界1の水族館
ワーナーブラザースワールドアブダビ
など、様々な施設がオープンし
観光面でも注目されています。
また、日本でも人気のフェス
ウルトラが、アブダビも開催されたり
世界中で人気のF1も、アブダビで開催がされています。
同じように
観光に力を入れているドバイと比較してみても
アブダビの凄さが良く分かると思います。
アブダビの不動産のが割安感がある
ドバイと異なり
少し前までのアブダビでは、外国人が不動産を
購入をすることができませんでした。
外国人が100%不動産を所有できるようになったのは
実は2019年以降の話なのです。
また、ドバイでは不動産の登録料が4%ですが
アブダビではその半分の2%。
不動産市場の平均賃料も
ドバイよりアブダビのが高いため
去年あたりから、世界の富裕層達も
『ドバイよりもアブダビのが良くない??』
と、なっているわけです。
しかし、ドバイが先行していたため
多くの投資家は、アビダビのことを正しく理解できておらず
『不動産投資はドバイ!』みたいになってしまっているため
アブダビのが不動産が割安になっており
投資としてはかなり魅力があるわけです。
二番煎じの優位性
ドバイは中東では前例がないことを
行ってきたパイオニアのような都市ですが
その分、何もかもが初めてのことでしたので
やってみて『あぁ〜これは失敗だった』と言うことも
たくさんあったわけです。
これは、人も企業も同じなので
仕方ないことですが。
それが市場を開拓してきた者の宿命でもあるわけです。
しかし、アブダビはドバイの二番煎じと言っても
過言ではないので
ドバイの今までを、よく見てきているわけです。
だからこそ、二番煎じのメリットを活かし
ドバイ以上の都市を築くことができるわけです。
そして、その資金もドバイより豊富となれば
やはり、ドバイよりもアブダビのが熱いとなるのは
当然ではないでしょうか?
引き続き、今後も
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