
エジプト人は仕事がない?
『エジプト人に話を聞いてみたけど、景気が悪いと言っている』
『エジプトは失業率が高いからダメだ』
などのようなネットの情報(主にSNSを中心に)を
たまに見かけますが、それは本当に正しいのか?
と言うことを、今日の記事では解説して
いきたいと思います。
まずは
『エジプト人に話を聞いてみたけど、景気が悪いと言っている』
と言うことについて。
そもそも、これには誰に聞くのか?
にもよって、話が変わってきます。
日本でも同じですが
例えば
現在、工場で派遣として働いており
給料も上がらず、正社員への道も全くない。
と言う方に『景気がいいですか?』と質問を投げれば
『景気は悪い』と言うでしょうし
北海道のニセコでビジネスをしている
日本人社長に聞けば
『いやぁーインバウンド需要で景気はいいね!』
と回答をすると思います。
エジプトも同じです。
これは誰に聞くのか?で変わる内容なのです。
そして、SNSに書き込まれている内容は
観光客がエジプトに旅行に来て、書き込んでおり
観光客が行くような場所は
『ピラミッドエリア』です。
しかし、ピラミッドがある場所は
『超貧困層エリア』でもあるので
そのエジプト人達に質問をしても
『超貧困層の視点』での回答でしかないわけです。
つまり
非常に偏った回答になっていると言うことです。
失業率が高いことは大きな問題ではない
次に
『エジプトは失業率が高いからダメだ』
と言うことについては
現時点での数字が、どっちの方向性に
進んでいるのか?が重要になります。
エジプトの最新の失業率は
『6.4%』です。
日本の失業率が『2.6%』ですので
日本の失業率と比べてしまえば
確かにダメだ!
と言うことにはなります。
しかし、10年前のエジプトの失業率は
どうだったか?と言うと
2014年の失業率は『13%』もあったわけです。
引用:egyptianstreetsより
エジプトは、この10年間で
失業率が毎年低下をしていき
最新のデーターでは『6.4%』まで
低下をしてきた!
と言うのが、ファクトです。
投資と言う視点で見たら
投資は未来への『ベット』なので
未来が成長をしてなければ
リターンは得られないわけです。
現時点で失業率が1.0%で
それが毎年悪化をしていき10年後に
失業率が10%になっている
可能性のあるマーケットと
現時点で失業率が6.4%で
それが毎年改善をされていき10年後に
失業率が2%になっている
可能性のあるマーケット
では、投資としては後者のが良く
現時点で『失業率が何%なのか?』は
それほど大きな問題でもないと言うことです。
引き続き、今後も
海外の最新情報を追っていきます!
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